フランスのトゥーロン国際に参加していたU-23日本代表FW富樫敬真(22)が1日、所属する横浜の練習に復帰した。トゥーロンでは全4試合に出場し、第3戦のギニア戦では先制点も決めた。「スピードやフィジカルで負けているとは思わなかった」と手応えをつかむ一方で「もう1、2点取れた」と悔やんだ。

 シンデレラボーイとして着実にリオへの道を歩んでいるが、慢心はない。「6月末に(南アフリカと)親善試合があるから、そこに選ばれるか。そこがラストチャンス」と言う。そのためにもJリーグでのアピールが必須。5日のナビスコ杯仙台戦は、勝てば1次リーグ突破が決まる一戦。富樫が不在の間、チームはリーグ戦含む4戦で負けなしと好調なだけに「良い流れを変えたくない。しっかり準備してチームに貢献したい」と意気込んだ。