U-16(16歳以下)日本代表が8日、インド・ゴア遠征から東京・羽田空港に帰国した。

 17年U-17W杯の出場権を争う9月のU-16アジア選手権を想定。試合開始時間を合わせたり、滞在予定のホテルに宿泊するなど工夫をした。今回の遠征中の対戦相手は全て年上が相手。U-18インド代表に4-0、U-18ゴア代表に3-0、U-19ビン・ズオン(ベトナム)に1-1、U-18ホアンアイン・サライ(ベトナム)に4-1と、4試合で12得点し、持ち味の攻撃力を発揮した。

 森山佳郎監督(48)は「かなり厳しい合宿だった。移動便も2回だったり、着いたらいきなり気温30数度の暑熱。選手の中にも下痢をしたり、熱中症気味の子が出たり。体重も全員1キロ弱落ちた」と海外遠征での厳しさを痛感した。コンディションが悪い中でもFW久保建英(東京U-18)ら3選手が2得点挙げたことに満足しつつも「隙をなくすことをテーマにし、無失点を目指したけど、ベトナムはかなりスピードがあって個人技もあって…。隙をなくす点では大きな課題」と反省も忘れなかった。