リオデジャネイロ五輪の最年少メンバー、G大阪MF井手口陽介(19)がA代表入りを目指して、五輪代表でのスタメン獲得を誓った。

 鹿島市内のホテルで1日、リオデジャネイロ五輪メンバー選出を受けて会見を行い、「行くからには試合に出ないと意味がないですし、自分がスタメン取って毎試合勝利に貢献できるように頑張っていきたい」と意気込んだ。最年少での選出にも「最年少で選ばれるのはすごく光栄なことだと思うし、ピッチでは年齢関係なく堂々とプレーしたい」と物おじはしなかった。

 ボランチには4人が選出され、「自分的には各ポジション3人ずつかなと思っていた。なのでボランチは多かったので厳しいかなと思ったけど、結果的に4人入れたので光栄でした」と胸をなで下ろした。

 五輪からA代表、海外移籍も視野に入れる。「オリンピックを通して世界に行く人多いと思うので、世界が注目する大会だと思う。そこで自分が活躍したら声をかけてもらえる確率が高くなると思うので、自分が試合に出て活躍して勝利に貢献できたら1番良い」と話した。

 持ち味の球際での強さやボール奪取に自信を持ち、チームのライバルからポジションを奪う構えだ。「(遠藤)航君と(大島)僚太君はA代表にも入っているし、その2人からポジションを取ったら自分も(代表に)近づく」と胸を張る。

 G大阪からはOA(オーバーエージ)枠のDF藤春広輝(27)と2人が選出された。井手口は「ずっと『入った?入った?」って(藤春が)聞いてくれていたので、そんなに一緒に行きたいんかなと思った」と笑顔で話した。

 同席した山内隆司社長(59)は「2名の代表を出せたことに誇りに思う。中核選手として金メダル獲得へ大きく貢献してくれると確信している。井手口選手にはこれをスタートにA代表やW杯の代表になっていってもらいたい」と話した。