日本代表のMF香川真司(27=ドルトムント)が、雪辱を果たす。W杯アジア最終予選の初戦となる9月1日のUAE戦に向け、28日に帰国して埼玉県内で調整。UAEは昨年1月23日のアジア杯準々決勝でPK戦に突入し、最後に香川が外して敗退した因縁の相手だ。

 当時は人目をはばからずに涙したが、香川は「あの時は監督(当時アギーレ監督)も選手も違う。ただ、あの悔しさは思い浮かべることがある」と振り返った。

 明日29日にも帰国する予定のエースFW本田が、ACミランで出場機会が激減。そのため、香川にかかる期待は、これまで以上に大きくなる。

 香川は「負けられない。特に(最終予選の)初戦と、2戦目。必ず勝たないといけない。ただ、そう甘くはないことも分かっている。もう僕も27歳ですし、それなりの経験もしている。代表の重みも感じていますし、責任を持って、最終予選を戦いたい」と力を込めた。