W杯ロシア大会アジア最終予選に臨むサッカー日本代表が30日、関東近郊で合宿を行った。この日、MF清武弘嗣(26=セビリア)、MF原口元気(25=ヘルタ)が合流し、24人全員がそろった。練習は冒頭だけ公開し、非公開で戦術練習が行われた。紅白戦を行ったもようだが、FW小林悠(28=川崎F)とGK林彰洋(29=鳥栖)の2人だけは本隊から離れ、別のグラウンドで別メニュー調整した。

 DF酒井高徳(25=ハンブルガーSV)は、15年のアジア杯準々決勝で対戦したUAEへのリベンジを掲げた。当時は右サイドバックで先発し、チームはPK戦の末に敗れている。相手の背番号「10」のMF、O・アブドゥルラフマンを警戒し「分かっていてやられた。あらためて向こうの特長だと頭に入れて立ち上がりからやりたい」と話した。DF長友佑都(29=インテルミラノ)が離脱する中、左サイドバックで出場する可能性もある。左での出場にも「チームの練習でも左に入ることがあるので、感覚はいいと思う」と話し、「右でも左でも、出るとしたらタイミング良く上がって、アシストという結果を残したい」と意欲を見せていた。