日本代表バヒド・ハリルホジッチ監督(64)が、安堵(あんど)の表情を見せた。最終予選で初勝利。2試合を終えて1勝1敗とした。ホームのUAE戦で敗れ、黒星スタートとなったことから「この試合は心理的にコントロールが難しかった試合だった。1試合目の後で、ものすごくプレッシャーがかかった」と明かした。

 前日会見では、いつもの威勢の良さはなく硬い表情のままだった。しかし、この日の試合後のインタビューでは笑顔も見えた。「勝利は良かったが、こんなに決定機作って、もっと(点を)取れたのではないかと思う。心理面、メンタル面をもっと鍛えないといけない。たくさんの試合でこんなに(多い)決定機はないと思いますから」と、ハリル節を取り戻しつつあった。

 この日の先発は、FW岡崎に代えて21歳FW浅野を抜てき。好調MF清武もベンチに温存し、FW原口を先発させた。その2人が起用に応えて得点を挙げた。「若さとフレッシュさをこのチームにもたらして、競争をもたらせようと思っていた。彼らは点を入れたがチームを褒めて欲しい。これからどんどんいい状況にしたい」と、残り8戦、勝ち点3だけを求めていく。