U-16DF瀬古歩夢(16=C大阪U-18)が、千金弾で2大会ぶりのU-17W杯出場を手繰り寄せた。

 UAE撃破の立役者となった瀬古は、試合後「非常にうれしいです。ずっと耐えていたのでセットプレーで1点とってやろうと思ってました」と満面の笑みを浮かべた。

 均衡を破ったのは前半31分だ。FW久保建英(たけふさ、15=東京U-18)の右CKを相手GKがキャッチミス。こぼれ球に詰めた瀬古が右足で先制のゴールネットを揺らした。DF陣も体を張った守りで虎の子の1点を守り抜いた。

 「次はアジア王者。ここまできたので全員で狙っていきたいです」。4強進出を決めた瀬古は、鼻息荒くアジア制覇を宣言した。

 日本は決勝進出をかけ29日、ウズベキスタン-イラクの勝者と対戦する。