U-19サッカー日本代表候補合宿に参加中の磐田DF大南拓磨(18)が、生き残りをアピールするゴールを決めた。26日、都内で開かれた日体大(関東大学リーグ1部)との練習マッチに出場。1点リードの後半からセンターバックで起用され、2-2で迎えた後半40分に“代表初得点”を挙げた。右CKからゴール前で混戦になった際、ファーサイドに回ると、こぼれ球を右足で決めた。

 チームも磐田FW小川航基(19)の2得点などで3-2と勝利。決勝点を奪った大南は「たまたまです。ちょうどボールがこぼれてきたので」と笑顔を見せた。守備では激しいプレッシャーと粘り強いマークを見せながらも1失点。「今日は(出場の)チャンスをもらったのに、失点してしまった。もっと声をかけ合わないといけない」と反省も忘れなかった。

 来年のU-20W杯出場をかけて臨むU-19アジア選手権(10月・バーレーン)のメンバーは28日に発表予定。鹿児島実時代の昨年12月に同代表に初招集されて以降、海外遠征も経験した大南は「同世代には負けたくない。今までやってきたことに後悔はありません。発表を待つだけです」と吉報を期待していた。【保坂恭子】