日本代表は10日、W杯ロシア大会アジア最終予選、アウェーのオーストラリア戦に向けて調整を行った。

 左足首を痛めていたFW岡崎慎司(30=レスター)が練習に戻ってきた。6日のイラク戦で痛めてから別メニューで調整。9日は回避していたが「やるならガッツリやった方がいいと思って、今日に力をためていた」と非公開練習をフルメニューこなした模様。定位置の1トップには本田が備えており、途中からの出場となりそうだが「最初からやれる」と体と心はしっかりと出番に備えている。

 厳しい試合だからこそ、冷静さを強調した。「ここで燃え尽きてはいけない。気持ちに余裕を持ちつつ、万が一があったとしても終わるわけではない。個人的には余裕がないと勝てるものも勝てないと思う」。今年30歳を迎え、ベテランの領域にさしかかった経験から言った。通算得点50号に王手をかけながら4試合の足踏みが続くが、「コンビ(連係)でやっていくことが日本は一番いい」とチーム力で勝つつもりだ。