日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督(64)が19日、堺市内で3日間に渡って行われたGK限定合宿を打ち上げた。

 最終日となったこの日は、前日18日の練習中に左足首を負傷した米国系ハーフで初招集のシュミット・ダニエル(24=松本)が、練習参加を回避。グラウンド横のベンチに座って見学した。

 既に前日18日で浦和西川とG大阪東口が所属クラブに戻っており、練習に参加したのは林と中村、櫛引の3選手だけとなった。

 攻撃陣を付けた実戦的なメニューに、FKやPKの守り方を含めて1時間半の充実した内容となった。

 シュミットが負傷をするアクシデントはあったものの、ハリルホジッチ監督は「大きな成功で終わった。日本の指導者にもたくさん見に来てもらって、メッセージが伝わったと思う。短い時間だったが、現代フットボールでGKには何が必要かは見せることができた。GKは最も繊細で、最も重要なポジション。(サッカーで)1番大事な役割はGKだ」と総括。選手には円陣で、欧州チャンピオンズリーグで好セーブを見せたユベントスGKブフォンが、いかに素晴らしいGKかを力説した。