G大阪のMF堂安律(どうあん・りつ=18)が、今大会初ゴールを挙げた。チーム2点目を左足で決め、07年のカナダ大会以来となる5大会ぶりのU-20W杯(来年5~6月、韓国)出場へ導いた。

 G大阪下部組織出身の堂安は今季、高校3年ながらトップチームに飛び級で昇格。高2だった昨年5月27日のACL・FCソウル戦では、公式戦デビューを果たしている。下部組織の先輩で同じく飛び級でトップ昇格した日本代表FW宇佐美(アウクスブルク)の記録を上回る16歳11カ月11日の公式戦デビューだった。さらに、同年6月3日鹿島戦でJ1デビュー。今季はここまで3試合に出場し、1アシストを記録している。

 大会前に堂安は「勝たせる選手にならないと」と意気込んでいた。責任感が強く、U-20W杯に懸ける思いも強かった。「俺らは東京五輪世代。圧倒的な力で優勝したい」。目標達成まであと2勝。エース候補と呼ばれる堂安が日本を頂点まで導く。