日本サッカー協会は24日、U-20(20歳以下)女子W杯パプアニューギニア大会(11月13日開幕)に臨む「ヤングなでしこ」のメンバー21人を発表した。高倉麻子監督(48)は都内で会見し、優勝を宣言。過去に男女含めてU-17W杯と、その2年後に開催されるU-20W杯を連続で制覇したチームはない。14年のU-17女子W杯で初優勝した日本は史上初の快挙に挑む。

 大勢の報道陣を前に緊張したDF乗松、FW籾木を両脇に据え、高倉監督は切り出した。「(W杯準優勝の)U-17が帰国した次の日の会見で、U-20の期待も大きいと思う。必ず世界一を取りたい」。B組は初戦のナイジェリアだけでなくスペイン、カナダと強豪がそろう。それでも「初戦が大事。なかなか情報が取れないが、個でやられない自信がある」。

 過去に男女を含め、U-17W杯と、2年後に開催されるU-20W杯を連続で優勝したチームはない。前例のない挑戦になるが「なでしこリーグで試合に出ている選手が多く、判断、プレーのスピードが上がっている」と前向きだ。自ら指揮し、14年のU-17女子W杯初優勝を知るメンバーも9人。4年後の東京五輪にもつながる世代で「内容がいいということでなく、勝つことを覚えて、なでしこに入ってほしい」。勝負にこだわり、次世代にもつなげる。