日本サッカー協会の技術委員会が28日、都内のJFAハウスで行われ、日本代表バヒド・ハリルホジッチ監督(64)体制の維持が確認された。15日のサウジアラビア戦で、W杯ロシア大会アジア最終予選の前半戦5試合が終了。「進退会議」として指揮官の采配が検証され、去就問題に発展する可能性があったが、西野朗技術委員長(61)がU-19(19歳以下)日本代表の内山監督、U-17代表の森山監督とともに全員継続の方針を伝え、承認された。

 約3時間に及んだ会議では、直近の最終予選2試合(オーストラリア戦、サウジアラビア戦)前の練習映像を見ながらハリルホジッチ監督の戦略を分析。西野氏は「さらにバックアップをしていく」と説明した。ハリルホジッチ監督も「バーイ」と車の窓を開け、何事もなく協会を後にした。

 来年発足するU-18代表の監督候補には、前J2岡山監督で技術委員の影山雅永氏らの名前が挙がった。U-15代表監督も含め、人選は西野氏に一任された。