サッカー女子日本代表なでしこジャパンの候補合宿が6日、静岡市内で2日目を迎えた。

 午前はパス交換やシュート練習を中心に約2時間トレーニングし、午後には紅白戦を実施するなど練習は計4時間近くにわたった。

 高倉麻子監督(48)のチーム作りや指導方針に「すごく合っていると思う」と笑顔で話すのは、MF上尾野辺めぐみ(30=新潟)。今回の合宿では最年長で「下とはだいぶ離れてるので…いじられてますし、変革ですね」となでしこ内で“新境地”を開拓している様子。

 だが、ピッチ上では誰より真剣な表情で練習に打ち込み、代表争いへ存在感を猛アピールする。前回9月の合宿にも招集され、「ここ(代表)での味方の動きもだいぶ分かってきた。パスをはたいて受けての繰り返しなども、もうできている。そういう意味でも、高倉さんの目指すサッカーに合う感じが本当にするんです」と手応えを口にした。

 合宿3日目となる明日7日は練習試合が組まれている。「どんな相手でも日本代表として勝ちにこだわる」と力強く言い切った。