サッカー女子日本代表候補が8日、静岡市内での4日間の合宿を打ち上げた。

 最終日もポゼッションやライン突破など、複数のメニューを約2時間かけて消化。なでしこ候補たちは、7日に行われた練習試合の疲れも見せず元気にトレーニングし、それぞれが所属チームに戻っていった。

 高倉麻子監督(48)は「調子が良かった選手もいましたし、こんなプレーができるんだという部分など新たに見えたものもあった」と収穫を口にした。だが一方では「まだまだやらなきゃいけないことも多い。これからがスタート」と、来年以降へ目を向けた。

 次回の代表合宿に向け、選手らには“お土産”も持たせた。「単純なパワーアップメニューですけど、そういったものは渡したので。ベースを作って欲しい」。うまさと強さを両輪に据えたサッカーを目指す指揮官は、思いとともに強化メニューを授けた。来年1月には遠征も予定。年内最後の活動を終えたなでしこジャパンは、新しいシーズンへ走りだす。