リオ五輪サッカー日本代表の手倉森誠監督(49)が20日、横浜市内で行われたS級ライセンスを持つ指導者の研修で講演し、今後の選手育成に関する提言をした。

 五輪を経験し、「日本ではうまい選手はいるが、世界では勝つすべを持つ人がプロ」と、勝敗にこだわる闘争心の差を指摘。クラブW杯でRマドリードと対戦した鹿島の石井監督も出席しており、同じことを感じたと話していたという。「技術ではなく勝つためにサッカーをする選手を増やす。W杯や五輪に出ているだけでいいのか疑問を持たないといけない」と熱弁を振るった。