なでしこに五輪イズムが注入される。なでしこ候補合宿が20日、都内でスタートした。高倉麻子監督(48)は「体、メンタルなど個を上げていくこと」をテーマに掲げ、ソウル五輪シンクロナイズドスイミング銅メダリストで、メンタルトレーナーの田中ウルヴェ京氏(49)を特別講師に招いたと明かした。この日から2日間限定でチームに同行し、今日21日に講義を行う予定。指揮官は「これからいろんなプレッシャーもかかるでしょう。外からなでしこを見てもらって新しい力を入れていこうと」と意図を明かした。

 田中氏は「初日ですし、内容はこれから」としながら「どんな選手も実力が上がることが大事。監督の試みをアシストできれば」と話した。23日には、北京五輪400メートルリレー銅メダルの朝原宣治氏による走り方講座も予定されており、五輪メダリストが心技でなでしこを援護する。