W杯アジア最終予選タイ戦(28日、埼玉)に臨む日本代表は25日、さいたま市内で練習を行った。

 FW本田圭佑が、若手との競争を歓迎した。UAE戦では2戦連続でFW久保に先発を譲った。先制点を挙げた久保に対し、後半途中から出場した自身は無得点。世代交代もささやかれる中、「僕はすごく今が楽しい。自分自身が試されている気がして。また右肩上がりにしていく、道筋は見えている」と強気に語った。「それぐらいのレベルに日本代表がなってきたととらえていい。逆にここで僕が競ることができてもう1回取り返すことができるような状況を作れれば、もっと日本代表がいい感じになるんじゃないかと思う」。そう続けた表情に悲壮感はない。逆境は結果ではね返し続けてきた。“本田スタイル”を貫き、チャンスをうかがう。