日本代表のハリルホジッチ監督(64)が27日、W杯アジア最終予選タイ戦(28日)に向けて試合会場の埼玉で会見した。日本は23日のアウェーUAE戦に2-0で勝利。B組2位で同組最下位のタイ戦に臨む。ハリルホジッチ監督は「タイを過小評価してはいけない。全ての試合を見ているが、すごくいいプレーをしている。高いモチベーションでハードワークしていかないと」と警戒した。

 MF長谷部に続き、UAE戦でFW大迫とMF今野が負傷。中心選手が離脱したが、代役について「大迫に代わる選手は用意している」とした。

 アウェーでUAEに勝ったことで、いっそう気を引き締めなければならない。この日朝には選手に「強い気持ちと集中を見せなさい」と話し、FW陣には「冷静さを保ちなさい」と助言したという。「名声、威厳のある戦い。W杯(切符)を手にするかどうかの戦い。UAE戦の勝ちは、次の試合(タイ戦)に勝つことで価値が生まれる。気を緩めてはいけない」と強調した。