W杯アジア最終予選に臨むサッカー日本代表が27日、関東近郊で28日のタイ戦(埼玉スタジアム)に向け非公開で調整を行った。

 MF清武弘嗣(27)は、MF香川真司(28)とトップ下のポジションを争う立場だ。UAE戦は香川がインサイドハーフで先発し、清武はベンチスタートだった。清武は「試合には出たいですし、ピッチの中で真司君(香川)と絡みたい気持ちはありますけど、W杯にいく切符をつかまないといけないので。出ても出なくても、自分の考えているトップ下の像とかイメージは常に持ちながら絡める準備はしていきたい」と話した。

 また、FW久保ら若手の台頭について「本当にいい選手が出てきてうれしい気持ちもあれば、悔しい気持ちもある。それに負けないという気持ちもある」と率直な思いを口にした。「その中で真司君、岡ちゃん(FW岡崎慎司)がゴールを決めることでまだまだ盛り上がるし、僕もそうですけど、まだまだやれるということが証明できる。まずはチームが勝てることが大事」とキッパリ。W杯ブラジル大会経験者の意地を見せる覚悟だ。