GK川島がUAE戦に続き、好セーブでチームを救った。後半40分、DF長友が相手を倒して与えたPKは、右に横っ跳びしてボールをはじきだした。「何となく、自分としては右で勝負しようと。タイミングを合わせてちょうどいい所にボールが来た」。止めた後、雄たけびをあげてガッツポーズをした。所属のメッスで公式戦出場は1試合だが、大舞台でベテランの存在感を発揮。得失点差を考えても価値ある無失点締めとなった。

 「監督も自分を使うのはリスクがあったと思う。1試合にかける集中力はいつも以上に高めないといけない中で、PKを止められてうれしかった」と振り返った。2試合連続無失点も、心は既にメッスでの定位置争いに向いている。「厳しいけど、向こうで高いレベルで自分を高める。それが今の自分の力になってる。やっぱり試合したいな」と話した。