日本代表FW浅野拓磨(22=シュツットガルト)が29日、羽田空港からドイツへ出発した。今回のW杯アジア最終予選では海外組で唯一の出場なしに終わった。浅野は「個人的に悔しい結果に終わった。(UAEとタイに)2勝したけど、納得がいくかというとそうじゃない。また代表に選ばれるように頑張らないと」と危機感を覚えていた。

 合宿中にはリオ五輪世代が手倉森コーチに呼ばれ、ハッパを掛けられた。浅野は「すごくポジティブな話をしてくれた。能力はあると言ってもらった。僕らの世代がやっていかないと、と感じた」。同じリオ五輪世代ではFW久保が台頭。今回の最終予選でも代表初ゴールから2戦連発した。「久保君が活躍してくれることで刺激になる。まずは自分はクラブで試合に出て結果を出して6月に向けてアピールしたい」と、6月の最終予選イラク戦に向けて生き残りを誓った。