サッカーU-20(20歳以下)W杯韓国大会に出場する日本代表は、21日に南アフリカとの初戦を迎える。前日の20日は試合会場である水原ワールドカップスタジアムのピッチを歩いて状態を確認し、スタジアムの敷地内にあるグラウンドで約1時間半の調整を行った。

 飛び級で選出されているFW久保建英(15=東京ユース)は、10対10の実戦形式の練習で2本目でエースFW小川航基(19=磐田)と2トップを組み、連係の最終確認を行った。練習の最後に小川、MF堂安律(18=G大阪)らと行った直接FKの練習では2本連続で成功させる場面も。2本目の成功はGKが反応できなかった。

 練習後に取材に応じた久保は「初戦が一番大事になる。しっかり100%にもっていけるように準備をしたい」と引き締まった表情。南アフリカは想像していたより高さがなかったとし、「セットプレーではチャンスになると思う」と分析。一方で「ピンチにもなる」と、カウンターを警戒することを忘れなかった。

 昨年11月のアルゼンチン遠征で初めてこのチームに選出されてから約半年。「誰と組んでもやりやすい」と、深めた連係に確かな手応えもつかんでいる。「勝ち点3をしっかりと取りたい」と、冷静に初戦を見据えた。