サッカーU-20(20歳以下)W杯韓国大会に出場している日本代表は23日、水原で午後6時ごろから約1時間の練習を行った。

 21日の初戦では南アフリカに2-1で逆転勝利し、好スタートを決めた。序盤に失点しながらも耐えて流れを引き寄せたことを内山篤監督は「積み上げてきた我慢の部分を出せた。初戦でできたこともよかった」と前向きにとらえた。

 次戦は南米予選を1位で通過した強豪ウルグアイ。指揮官はカギを「積極的な守備。攻撃につなげるために」とし、初戦で好守を見せたDF冨安健洋(福岡)らに期待を寄せた。

 南アフリカ戦でボランチとして先発したMF板倉滉(川崎F)が試合中に左ふくらはぎを痛め、軽い肉離れと診断されて次戦の欠場が濃厚になった。内山監督は「特に中盤は激しい攻防になる」と想定。この日の練習では実戦形式の1本目でボランチにMF原輝綺(新潟)と市丸瑞希(G大阪)を配置した。「市丸は縦パス、さらにボールを動かすテンポはうちの生命線。それをもたらしてくれる」と、初出場がかかる市丸に期待した。

 勝てば他試合の結果次第で1次リーグ突破が決まる。指揮官は「前評判はくつがえさないと」と話し、強敵撃破を誓った。