日本サッカー協会は25日、6月7日のキリン杯シリア戦と、同13日のW杯アジア最終予選イラク戦に臨む日本代表メンバー25人を発表した。

 MF清武が落選し、セレッソ大阪からただ1人の選出となったMF山口蛍(26)は「キヨくん(清武)の気持ちも背負いながら、向かわないといけない」と力を込めた。

 「勝てば(W杯出場へ)かなり前に進める。大事な試合に選ばれたことはうれしい」と喜ぶ一方で「悔しい気持ちは人一倍あると思う」と、チームメートの清武を思いやった。

 同じボランチにはMF加藤恒平(ベロエ・スタラザゴラ)が初選出された。加藤のプレーは「見たことない。(名前を聞いたことも)あまりない」と話したが、「代表に選ばれるだけの実力があるから、選ばれたと思う。同じポジションとして負けないようにやりたい」と気を引き締めた。

 昨年10月の同予選イラク戦(ホーム)では途中出場ながら、ロスタイムに劇的な決勝点を決めた。アウェーでの対戦となる今回も活躍が期待されるが「勝つことが一番。誰のゴールでもいい」と勝利のみを目指す。