W杯アジア最終予選イラク戦(6月13日、テヘラン)に向けた日本代表合宿3日目は30日、千葉県内で行われた。午前練習には、バックアップメンバーのFW宇佐美貴史(25=アウクスブルク)を含む海外組11人が参加。ボールは使わず、走り込み中心に汗を流した。前日29日に、約1週間前から抱える右足首痛を再発させ、練習を早めに切り上げていたFW乾貴士(28=エイバル)は、他の選手と同じメニューをすべてこなした。

 15秒ごとにダッシュとスピードを抑えたランニングを繰り返すインターバル走では、同走のDF酒井宏樹(27=マルセイユ)を引き離す場面も見せるなど、軽快な動きを披露していた。

 それでも、練習開始前に選手間で自主的に始まったボール回しでは、乾も最初は輪に加わっていたが、ハリルホジッチ監督に制されて、途中で抜ける場面もあった。午後はボールを使った練習メニューが加わる見込みとなっている。