五輪メダルへ「東京五輪・手倉森ジャパン」が、年内に発表される。日本協会が、7月11日に開く技術委員会で、東京五輪監督人選に本格着手することが30日、分かった。現段階で最有力は、昨年リオデジャネイロ五輪の日本代表監督で、現在A代表コーチを務める手倉森誠氏(49)だ。国内で随一の実績を誇るG大阪の長谷川健太監督(51)も候補に挙がっている。

 東京五輪世代のU-20日本代表はこの日、世界舞台から退いた。7月には同世代のU-23アジア選手権1次予選があるが、すでに技術委員会で「7月までは内山監督続投」を決めている。手倉森氏は現在、W杯最終予選を戦うA代表のスタッフでもあるため、東京五輪監督へのスイッチ時期は難しい。しかし技術委員会では遅くても年内には正式に決定し、年明けからは始動するとみられる。

 当初、日本協会はリオ五輪終了後、4年後の東京五輪に備え、U-19日本代表(現U-20代表)を手倉森氏に任せる意見もあった。しかし内山監督がアジアユース選手権を優勝したことで、本大会も任せることが決定し、今大会は内山体制で臨んだ経緯がある。