W杯アジア最終予選イラク戦(6月13日、テヘラン)に向けた日本代表合宿4日目は31日、千葉県内で行われた。

 午前中に行われた練習には前日30日と同様、バックアップメンバーのFW宇佐美貴史(25=アウクスブルク)を含む海外組11人が参加。全選手、スタッフが輪になって行われた、冒頭のミーティングが約5分経過したころ、選手から「ヤッター」などと歓声が上がった。当初予定されていた、この日午後の練習がなくなったことが知らされていた。初日から走り込みが続いたことなどもあり、疲労を考慮して休養に充てる時間が設けられた。

 午前のみとなった全体練習は、1時間30分余り行われ、前半は走り込み中心、後半はシュート練習などボールを使ったメニューが実施された。右足首痛を抱えるFW乾貴士(28=エイバル)は、走り込みは通常通りのメニューをこなしたが、後半は別メニューで調整した。練習後は「走るのは問題ない。ステップで、まだ痛みを感じる部分がある。昨日(30日午後練習)も監督やドクターと話して、休んだ方がいいのではないかということだったので甘えさせてもらった。同じようなことにならないよう、焦らずやっていきたい」と、冷静に話した。