サッカーの女子日本代表「なでしこジャパン」は27日(日本時間28日)、4カ国対抗の国際親善大会でブラジル代表と米シアトルで初戦を行う。26日は試合会場で最終調整し、報道陣に公開した冒頭15分では6対6の実戦形式で連係を確認した。

 高倉監督は「世界のトップが集まった大会で、勝ちにこだわる。ブラジルは個の力が秀でているが、真っ向勝負をしたい」と意気込んだ。地元シアトルのレインに所属するMF宇津木瑠美は「シアトルの人に日本の試合を見てもらえてうれしい。きめ細やかさや気配りといった日本人の良さを試合で出したい」と笑顔を見せた。

 今大会は主将のDF熊谷紗希(リヨン)が不参加だが、FW横山久美(フランクフルト)、MF阪口夢穂(日テレ)らほぼベストメンバーで臨む。高倉監督は「全員がなでしこの誇りを持って戦ってほしい」と話した。

 日本は30日(日本時間31日)にサンディエゴでオーストラリアと、8月3日(同4日)にロサンゼルス近郊カーソンで米国と顔を合わせる。