FIFAランク6位のなでしこジャパンは、同8位ブラジルと1-1で引き分けた。後半18分、後半から出場したFW籾木結花(21=日テレ)が頭で先制点を決めたが、同42分に失点した。大会は4チームの総当たりで争われる。日本は30日(日本時間31日)に同7位オーストラリアと、8月3日(同4日)には同1位米国と対戦する。

 いい形で先制したものの追い付かれ、初戦を勝利で飾れなかった。後半18分、MF中島のクロスを、籾木がゴール前にフリーで走り込み、頭で合わせて得点。4月9日のコスタリカ以来となる通算2点目も籾木は「先制できたけれど、引き分けたのはチームとして悔しい」と残念がった。

 思うように攻撃を組み立てられない時間帯が多く、MF宇津木、阪口らの中盤を中心に苦しい時間帯を耐えていたが、終了間際に得点を許した。DF鮫島をセンターバックで起用する新布陣を採用した高倉監督は「勝てた試合を引き分けた。判断が悪くて質の低いミスが多く、相手の迫力あるドリブルを自分たちで招いていた」と厳しい表情だった。