バヒド・ハリルホジッチ監督(65)が、日本代表を6大会連続のW杯本大会出場に導いたオーストラリア戦で、スーツの左胸に熊本県のマスコットキャラクター「くまモン」のピンバッジを着けていたことに、インターネット上で称賛の声が相次いでいる。

 ハリルホジッチ監督は、16年4月の熊本地震発生を受け、同5月5日に被災地を訪問。子どもたちとサッカーをするなどした後、関係者からくまモンのピンバッジをもらい、その後、試合の際もずっとスーツに着けているという。その際「また1年後に来る」と約束したハリルホジッチ監督は、今年4月9日に被災地を再訪。「1年前からずっと、くまモンのピンバッジを使っています。W杯に行けることになったら、くまモンをロシアに連れて行きたい」と約束していた。

 オーストラリア戦に勝って、インタビューを受けるハリルホジッチ監督の胸には、約束通りくまモンのピンバッジが着けられており、テレビにも映った。熊本地震の被災地と、被災者のこと、被災者と交わした約束を忘れない、ハリルホジッチ監督の姿勢に「今日も胸にくまモン、ありがとう」、「まだ着けてくれている」などのツイートが相次いだ。また、ハリルホジッチ監督とくまモンとの関係性を知らない人の「気になる」、「何で?」などのツイートも一部、見られた。