12月に日本で開催されるサッカーの東アジアE-1選手権(旧東アジア・カップ)の概要発表記者会見が25日、東京都内で開かれ、核実験やミサイル問題で緊張関係にある北朝鮮を含め日本、中国、韓国の4カ国が予定通りに出場することが発表された。

 地域の発展や結束をコンセプトに掲げた大会で、東アジア・サッカー連盟会長も務める日本協会の田嶋幸三会長は「この4チームでやることに変更はない。予定通りに進めている」と話した。

 男子は東京・味の素スタジアムで行われ、日本は12月9日に北朝鮮、12日に中国、16日に韓国と対戦。来年のワールドカップ(W杯)ロシア大会に向け国内組を試す場となる。2年前の前回大会で日本は最下位に終わっており、ハリルホジッチ監督は「二つ目標がある。まず勝つこと。そして最後(のW杯代表)に残る選手を見極めることだ」と述べた。

 強豪が集う女子は千葉・フクダ電子アリーナで開催され、日本は8日に韓国、11日に中国、15日に北朝鮮と当たる。来年4月の2019年W杯のアジア予選前の試金石になり、高倉麻子監督は「簡単な試合にはならないが、絶対に倒さないといけない相手ばかり」と語った。