国際サッカー連盟(FIFA)が16日、最新のFIFAランキングを発表した。このランクが、12月1日にモスクワで行われる来年のW杯ロシア大会組み合わせ抽選のポット分けに適用される。

 抽選は実力が偏らないよう、開催国ロシアを除いた31チームを上位から順に4つのポットに分けて行われる。6大会連続出場の日本は9月の40位から44位に下げ、第4ポットが濃厚で、決まれば1次リーグで格上3チームとの対戦になる。第1ポットはロシアとドイツ、ブラジル、ポルトガル、アルゼンチン、ベルギー、ポーランド、フランスで確定し、日本はこのいずれかと同組になる。スペインとイングランドが第2ポットに回ったことで、ドイツとスペインやブラジルとイングランドが同じ「死の組」に入る可能性もある。

 日本は16強入りした02年日韓、10年南アフリカ大会は1次リーグで欧州2チーム、アフリカと同組。南米予選や欧州、大陸間プレーオフが終わる11月中旬に出場32チームが出そろう。

 ◆抽選メモ ロシア大会の組み合わせ抽選は、今回のFIFAランキングをポット分けに適用する。第1ポットには開催国ロシアと出場上位7チーム、第2ポット以降はランク順に8チームずつ割り振り、4つに分かれる。実際のポット(つぼ)にチーム名が入った球を入れ、そこから抽選するためポットと呼ばれる。1次リーグ(A~H組)は各ポットから抽選した4チームずつで争うが、同組に入る欧州は最大2チームで、同じ大陸連盟所属の2チームが同組にならない(欧州を除く)決まりがある。