今大会で代表初出場を果たしたGK中村航輔(22=柏レイソル)とFW伊東純也(24=同)も、この日の敗戦を悔やんだ。

 所属する柏ではチームメート。中村は初戦の北朝鮮戦でビッグセーブを連発して再三のピンチを救い、伊東も途中出場ながら果敢なドリブル突破でハリルホジッチ監督へのアピールに成功していた。

 しかし、中村は韓国戦に先発フル出場して4失点を喫し「悔しいし、情けないという思いですね」と声を絞り出した。大量失点の原因については「突き詰めれば数多くあると思います」と振り返った。「自分のところで結果を変えることができればと思っていました。チームとして優勝という結果を求めて戦いましたけど、それが達成できなかった以上は、自分たちは評価されるべきではないと思いますね」と悔しさを押し殺すように話した。

 伊東は「(試合の)入りはよかった。相手が攻撃的にきてチャンスを多く作ることもあると思うので、相手の時間帯にしっかり守りきることが必要だったかなと思います。もったいなかった」と振り返った。

 自身のいた右サイドを崩されて失点した場面については「1失点目のクロスの場面は、自分のところで2対1の状態で、出ていいのかどうか難しいところでした」と話した。

 代表の舞台ならではの難しさも痛感したといい「所属チームほどの連携は絶対できないので、その中でうまくコミュニケーションをとってやっていかないとなと思いました。もっとボールを受けて仕掛ける場面を多く作りたかったんですけど、試合展開的に難しかった」と唇をかんだ。