来年U-21(21歳以下)日本代表として活動する森保ジャパンが、18年3月19~27日に南米パラグアイ遠征を計画していることが16日、分かった。Jリーグが中断する国際Aマッチデーを利用して強化する。対戦国は未定だが、地元のパラグアイは今年のU-17W杯インド大会に出場するなど南米ユース選手権の上位常連。首都アスンシオンには南米連盟の本部があり、隣接するブラジル、アルゼンチンや近隣のウルグアイなど強豪国が集まりやすい。

 昨年12月、U-16日本代表が同じく南米のチリへ遠征した。ケンカのように球際の攻防が激しい試合を経験。関係者によると、その映像を見た森保監督も「同様の経験をしたい」と現地への武者修行を希望したという。移動も、北米や欧州からブラジルなどを経由して平均30時間を超える。かねて森保監督が歓迎する「タフになれる環境」に合致する。

 ブラジルが開催国だった前回リオ五輪代表でも南米遠征はゼロ。異例の遠方キャンプで、東京五輪でメダルを目指す選手を鍛える。