【江陰(中国)20日=小杉舞】U-21日本代表を率いた森保一監督(49)が、東京オリンピック(五輪)世代へスタメン奪取を命じた。U-23アジア選手権でウズベキスタンに0-4で敗れて8強に終わった同監督は、一夜明けたこの日「タフさを培うのに(各所属先で)先発で出場して欲しい」と東京五輪へ宿題を課した。

 今回の招集組では疲労を考慮され、昨季フル稼働した柏DF中山や湘南DF杉岡らは呼ばれていないものの、20試合以上出場したのは鳥栖FW田川やJ2京都FW岩崎のみ。指揮官は「ウズベキスタンはほとんどの選手がクラブで先発している。試合でも我々が最後落ちてきたのに、向こうは上がっていた。(試合勘がないと)頭が疲れてきてしまう」と、継続的な試合出場の重要性を説いた。

 森保ジャパン初の公式大会は多くの課題を残し、この日夜に帰国した。