日本代表のベルギー遠征が始まる19日、選手が続々とリエージュ市内の宿舎に入った。

 前夜に到着したMF長谷部(フランクフルト)FW大迫(ケルン)MF柴崎(ヘタフェ)に加え、この日は朝からFW原口とFW宇佐美のデュッセルドルフ組が到着。FW久保(ヘント)とMF森岡(アンデルレヒト)のベルギーリーグ勢、フランスからはGK川島(メッス)が到着した。

 その後、FW本田(パチューカ)とDF長友(ガラタサライ)が続く。さっそく午後から練習があるためコメントはしなかったが、半年ぶりの招集となった本田は旧知のスタッフとガッチリ握手。待ち受けた報道陣にも視線を送りながらホテルへ入っていた。日本からの国内組も、氷点下の当地にスーツ姿で着いた。

 海外組では初招集のMF中島(ポルティモネンセ)が最後に合流予定。一方、18日のリヨン戦で右臀部(でんぶ)を痛めたDF酒井宏(マルセイユ)と、14日ガンバ大阪戦で右股関節筋を損傷(全治2週間)したDF遠藤(浦和)は、この日は合流せず。現時点で離脱はしていないが、今後については患部の状態を見た上で決める。

 このほか、MF香川(ドルトムント)やDF吉田(サウサンプトン)ら招集できなかった負傷者もおり、ハリルホジッチ監督も困り顔。宿舎で待ち受ける報道陣に「今朝のニュースは何ですか? 皆さんの中に、けが人はいませんか?」とブラックジョークを飛ばす場面もあった。

 日本はスタッド・モーリス・デュフランで23日にマリ、27日にウクライナと対戦する。