日本サッカー協会(JFA)相談役で、元キャプテンの川淵三郎氏(81)が9日、ツイッターを更新し、サッカーW杯ロシア大会に出場する日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督(65)の電撃解任について触れ「監督更迭。遅きに失したと言われるだろうけどまだ時間がある。どん底からのスタートだから上昇あるのみ」とエールを送った。その一方で「それにしても新監督、選手選考は悩ましいだろうなぁ」(コメントは原文のまま)と心配する心情ものぞかせた。

 川淵氏も過去、代表監督交代時に世間を大きく騒がせたことがある。キャプテン時代の2006年(平18)6月24日に、W杯ドイツ大会1次リーグ敗退で帰国した際「(五輪代表)監督はあくまで反町(康治氏)。スーパーバイザー的な立場、総監督としてオシムが…あっ、オシムと言っちゃったね…弱っちゃったね…なかったことにはならないだろうね」と当時、ジェフユナイテッド千葉監督だったイビチャ・オシム氏が次期監督になるとフライングで言ってしまい、その後、大きな議論を呼んだ。

 その川淵氏も、W杯本大会を前にしての代表監督解任、交代という日本サッカー史上、前代未聞の事態に黙っていられなかったようだ。