2連覇を狙うなでしこジャパンが中国に3-1で競り勝ち、決勝進出を決めた。20日(日本時間21日午前2時)に行われる決勝では、2大会連続でオーストラリアと対戦する。

 前半39分、MF隅田凜(日テレ)の縦パスをペナルティーエリア右外で受けたFW岩渕真奈(INAC神戸)が、トラップから反転しドリブルでペナルティーエリア内へ進入。またぎフェイントでマークを外し左足を振り抜くと、ボールは相手GKの手をはじいてゴールに飛び込む先制ゴールとなった。後半40分には途中出場のMF横山久美(フランクフルト)が、ペナルティーエリア左から右足アウトにかけたループ気味のミドルシュートを決めてリードを広げ、さらにその3分後にも横山のシュートが相手ハンドを誘ってPKを獲得。これを自らが右足でゴール左へ決めて突き放した。同45分に横山のファウルでPKを献上し、李影に決められて2点差とされたが、そのまま逃げきった。

 オーストラリアはタイと延長戦を終えても2-2で決着せず、PK戦を3-1で制した。

 なでしこジャパンとオーストラリアは1次リーグで対戦し、1-1の引き分けに終わっており、決勝で完全決着を目指す。