なでしこジャパンが決勝でオーストラリアを1-0で破り、2大会連続2度目の優勝を遂げた。後半39分に途中出場のFW横山久美(24)が決勝点を奪った。

 大会MVPにはFW岩渕真奈(25)が選ばれた。全5試合にDF熊谷紗希(27)と共にフル出場し、2得点を挙げてチームをけん引した。岩渕は「優勝あってこその賞ですし、チームメートがいてこその賞だと思います。チームメートに感謝したい」と話した。

 5試合戦い抜けたことについては「選手である以上は試合に出続けるというのが一番ベスト。使ってもらっている以上は結果で応えないといけないポジションなので、もっともっと点がとれるように成長しないといけない」と課題も口にした。

 大会全体を通してのチームの成長には手応えを感じており「チームが少しずつ成長できた大会だった。その結果、優勝がついてきて素直に今はうれしく思います。この大会をスタートラインとして、個人としてもチームとしてももう1つ上のレベルにいけるように。まだワールドカップまで1年あるので、しっかり頑張りたいと思います」と気を引き締めていた。