なでしこジャパンが決勝でオーストラリアを1-0で破り、2大会連続2度目の優勝を遂げた。後半39分に途中出場のFW横山久美(24)が決勝点を奪った。

 決勝戦を現地で観戦した日本サッカー協会の田嶋幸三会長(60)は試合終了の笛が鳴るとガッツポーズをみせ、周囲の関係者らと抱擁を交わした。「勝てて本当によかった。ただ、去年は非常に苦しんで、今年の初めも苦しんで苦しんできて、やっとここで、なでしこらしさが出てきたし、高倉監督の勝利の方程式みたいなのが、ここで花咲いたなと思う。優勝してくれて感謝ですね」と笑顔をみせた。

 6月にワールドカップを控える男子への影響にも期待し「これで男子も刺激されると思うし、ロシアのワールドカップにもいい影響を与えるという風に思っています。選手、スタッフに感謝したいし、いっぱい僕のところにもメールがきていて、こんなに遅く、日本でも応援してくださっている人がいることに感謝したい。それを日本の皆さんに伝えたい。ありがとうございました」と話した。

 また男子のサッカー日本代表監督を解任されたバヒド・ハリルホジッチ氏(65)が27日に都内で会見を行うことが決定したことについては「ハリルホジッチ監督が言いたいことを言っていただくことについて、僕は全く問題がないと思っていますし、我々としてはしっかりとした手続きをした上で、新たな体制で次のステップに進んでいますので、それを粛々とやっていきたいと思います」と話した。