サッカーワールドカップロシア大会に出場する日本代表監督を9日に解任された、バヒド・ハリルホジッチ前監督(65)が27日午後4時から都内で会見を開いた。同氏は、日本サッカー協会(JFA)田嶋幸三監督が解任の理由に挙げた、選手とのコミュニケーション不足という問題点について「3年前から私としては誰とも何の問題もない。選手との問題はございません!!」と強調した。

 ハリルホジッチ氏は

「国内組、海外組とコンスタントに連絡を取った。海外組と何度、電話したか…コミュニケーションをコンスタントに取った」と強調した。その上で「目の前で1人の選手のことを批判したことはない。『悪いのは私。批判ならハリルを批判してくれ』と言った。それは皆さんが証明してくれるだろう」と声を大にした。

 また「ありとあらゆる練習、移動…全てが完璧だ。どういうプランニングでやるか、公式&親善試合の準備、調整…人生において、個々までやる気があり規律正しくやるのは見たことがない。練習の中身、選手の集中度、質の高さも、本当に素晴らしくてビッグなありがとうを言いたい。3年前から私としては誰とも何の問題もない」と言い切った。

 さらに「私が選手に言いたい時は面と向かって言う。選手によっては、ストレートな物言いに慣れていない選手もいたかも知れない…でも私にしてみれば、チームに対する思い入れは、それは強かったんです」と強調した。【村上幸将】