日本代表監督を解任されたバヒド・ハリルホジッチ氏(66)が24日、名誉回復を求め、東京地裁に民事訴訟を起こした。

 この日訴状を提出。訴状には被告として公益財団法人日本サッカー協会の田嶋幸三会長と、同協会の名がある。

 慰謝料1円と、全国紙に謝罪広告を掲載すること、その謝罪広告を日本サッカー協会公式サイト上にも掲載することなどを求めている。

 ハリルホジッチ氏の代理人は同氏のコメントも発表。全文は次の通り。

 「田嶋会長の様々な発言を聞き、私としては、私の弁護士に裁判を起こすよう求めることしかできませんでした。私の名誉はもちろんですが、それだけでなく、選手たちとの3年に亘る努力やサポーターたちの思いも否定されたからです。田嶋会長には、誠実に行動するということが、スポーツの世界だけでなく、日本サッカー協会のような法人の活動の中においても求められるということを理解いただきたいと思っています。多くの人々の思いもあります。これまでかかわってきた人々に対する一切の敬意なくなされた発言や対応を私は受け入れることができません 2018年5月24日 ヴァイッド・ハリルホジッチ」