サッカーワールドカップ(W杯)ロシア大会に向けた親善試合・ガーナ戦に向けた日本代表合宿が26日、千葉県内で行われ、西野朗監督の新戦術がベールを脱いだ。

 システムは「3-4-3」。主力組の1本目は、1トップにFW大迫勇也(28)、右FWに本田圭佑(31)、左FWに宇佐美貴史(26)、左ウイングバックにDF長友佑都(31)、右ウイングバックにMF原口元気(27)が入った。ボランチはMF柴崎岳(26)、MF山口蛍(27)。3バックは左からDF槙野智章(31)、MF長谷部誠(34)、DF吉田麻也(29)が入った。

 「パターン2」では、本田に代わってMF香川真司(29)、柴崎に代わってMF大島僚太(25)、原口に代わってDF酒井宏樹(28)、槙野に代わってDF昌子源(25)が入った。途中で長谷部が右膝を打撲し、大事を取って練習を切り上げ、「パターン3」では、3バックの中央に吉田、右にDF植田直通(23)の並びが試された。

 全員がそろっての戦術練習で、西野監督が初めて笛を吹き「全体をコンパクトにポジショニングを取ろう」など指示を出した。山口は「ポジショニングや受け方など、いろんな部分で合わせていかないといけない」と気を引き締めた。