日本代表の次期監督に、U-21(21歳以下)日本代表の森保一監督(49)の就任が26日、決定した。

 同日、都内で会見を開いた森保新監督は、A代表と五輪代表を兼任するに当たってのスタッフ編成について「キリンカップでは、すぐに編成は出来ない。東京オリンピックで関わっているスタッフでやっていきたい」と明言。初戦となる9月7日のチリ戦、11日のコスタリカ戦は、横内昭展コーチ、和田一郎コーチ、下田崇GKコーチをはじめとした、U-21代表の指導スタッフで戦う考えを示した。

 また「プラスアルファで必要なら技術委員長と相談し、付け加えたい」とも語った。人選については「今、フリーでおられる方、仕事をしている方、全て選択肢として出させていただく中、選びたい。焦って決めるのではなく最高、最強のスタッフとなるよう、しっかり考えてスタッフ編成できればと考えています」と語った。

 質疑応答では、U-21代表が出場する8月のアジア大会、9月のチリ戦、コスタリカ戦などタイトなスケジュールを、どう両立させるかとの質問が繰り返し出た。森保新監督は「兼任が可能か…体は1つなので、日程が重なったところで戻るのは不可能、出来ないと思っています。私1人でやるのじゃなく、協会で代表を支える方の力をお借りしてやっていけば同時は可能。より大きな成果、メリトットになると考えています」と語った。

 その上で「1グループだけでは、終わらない。今は全く白紙の状態ですけど、時間をかけてスタッフの編成をしていきたい。おっしゃられるように、A代表を引き受け、アジア大会、キリンカップ、視察はどうするんだろう…1番、最初に引っ掛かりました。これまでやってきた通り、A代表、オリンピック代表スタッフだけじゃなく、関わる方全員で代表を作っていく選手の情報共有すれば可能か」と、JFA周辺のあらゆる協力を、可能な限り仰ぐ考えを示した。【村上幸将】