なでしこジャパンが13日、2大会ぶりの頂点を狙うアジア大会へ向け成田空港から開催地インドネシアへ出発した。国際Aマッチデーではないことから、国内組のみで臨む。12日にU-20女子ワールドカップ(W杯)フランス大会の視察から帰国したばかりの高倉監督は「とにかく全員で1位をとれるように戦う。誰が本番に強く、トップパフォーマンスを出せるかを見たい」と話した。

 男子の会場は主にジャワ島にある首都ジャカルタ周辺だが、女子の会場はスマトラ島南部のパレンバン。登録の関係上、18人の少数精鋭で臨むこともあり、選手村に入るとはいえ食事面などで細心の注意を払っていく。「環境があまり良くないと聞いている。(遠征では)必ずおなかをくだす子も出るし、サバイバル」。練習会場に野球場を指定されるなど戸惑いもあったといい「選手にも言っているが、楽しんで、そこでどうするか知恵を絞る。そういう環境に打ち勝っていく力強さを培ってほしい」と話した。