U-21日本代表はU-23パキスタン代表に4-0で快勝し、14日の同ネパール代表戦から連勝とした。

 大きく攻め込みながら1点にとどまった初戦からはうってかわり、開始10分で3点を奪う鮮やかな攻撃だった。前日のミーティングからゴールにこだわることを選手に伝えた森保監督は試合を終え、「ハーフタイムにも攻める姿勢を忘れないように言った。選手は集中を切らさずに戦い続けてくれた」と評価した。

 GK小島享介の打撲による負傷交代もあったが、2試合で招集した選手20人全員を起用した。指揮官は「(選手には)タイトな日程の中でチームで勝っていこうと伝えている」と話し、主力組と控え組といった序列を作らずにチーム作りを進めている。

 次戦のベトナムは、日本が8強で敗退した1月のU-23アジア選手権(中国)で準優勝した相手。森保監督は「ここまでの2試合よりもこれからのベトナム戦、決勝トーナメントと厳しい戦いが待っている。これに満足せず、より質の高いものを目指したい」と言葉に力を込めた。