スペイン1部の強豪レアル・マドリードの下部組織に所属する14歳のMF中井卓大が、世代別日本代表に初めて招集された。

日本サッカー協会(JFA)は19日、今月27日から行われるフランス遠征に参加するU-15日本代表メンバーを発表。中井も名を連ねた。

11歳から名門の下部組織に加入した中井は今年3月、日本で行われたU-15キリンレモン杯に、招待されたレアル・マドリード・カデーテB(15歳以下)の一員として参加。世界で最も有名ともいえるクラブの白いユニホームを着て、決勝では湘南ベルマーレの下部組織U-15に2-0で快勝。「自分の国、日本で、いい大会ができて、優勝できてうれしかったです。家族も来ていて、うれしかったです」と笑顔で話していた。

スペインに戻り、今年の新シーズン開幕を前にカデーテA(16歳以下)に昇格した。世界中から逸材が集まる中、狭き門を突破してステップアップを続けている。トップチームまでは、フベニールC、B、A、カスティージャと、4つのカテゴリーがある。

チームは30日から始まる国際親善大会に出場する。30日に同オーストラリア代表、11月1日に同フランス代表、3日に同イングランド代表との対戦が決まっている。初めて日本代表のユニホームに身を包む中井がどんなプレーを見せるか、注目される。