日本代表は北朝鮮を5-2で破り、幸先良く勝ち点3を奪いグループBで首位に立った。

2-2の同点で迎えた後半20分、FW久保建英(17=横浜)が約28メートルの地点で得たFKを、直接ゴール左上隅に決めて勝利を引き寄せた。壁をギリギリに越え、カーブをかけた弾道は、相手GKの手を擦り抜けるようにゴール左上へ吸い込まれた。久保は両手を激しく振ってガッツポーズで日本代表ベンチへ喜びを表現した。

この試合、日本が前半で2点をリードしながら、前半36分、41分と立て続けに失点。非常にイヤなムードで迎えたハーフタイムを終えると、久保は1人だけ、主審よりも早くピッチに姿を見せ、チームを鼓舞するように後半へのやる気をみなぎらせた。

久保は前半8分のMF斉藤光毅(17=横浜FCユース)の先制点につながる決定的なスルーパスを送っており、勝利の原動力となっていた。日本はその後も2点を追加し、5点を奪って完勝した。今後は22日にタイ戦、25日にイラク戦を控える。各組上位2位が決勝トーナメントに進み、ベスト4がU-20W杯ポーランド大会(5月)の出場権を獲得する。