日本は北朝鮮を5-2で下して白星発進した。

勝負の分かれ目となった同点の後半20分、日本は相手ゴールから約25メートルでFKを得た。2点リードを追いつかれた苦しい場面で、キッカーは17歳のFW久保建英。直接狙うにはギリギリの距離も左足で挑む。「誰かが決めなきゃ勝ち越せない。FKになった時、これはチャンスだなと思った」。強気の気持ちを弾道に乗せた。壁をギリギリ越え、ゴール前で急激に右へカーブ。GKの手をすり抜け右上へ決まった。「狙ったコースに行った」。試合後は「単なる勝ち点3じゃない。非常に安堵(あんど)しています。次へまた対策を取り、勝ち点3でグループリーグ突破を決めたい」と言った。久保の直接弾でチームは勝ち点3でグループ首位に立った。日本は22日にタイと戦う。